歯周病で溶けた骨は再生できる?再生療法の種類と保険適用の範囲を解説

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歯周病で溶けた骨は再生できる?再生療法の種類と保険適用の範囲を解説

2026年7月28日

📋 この記事の目次

「歯周病が進んでしまって、歯を支える骨が溶けてきていると言われた」「リグロスという薬を使った再生療法が保険で受けられると聞いたけど、自分は対象になるの?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひこの記事をご覧ください。

神奈川県高座郡寒川町にある「寒川駅前ファースト歯科」が、歯周組織再生療法とリグロスの仕組み・保険適用の条件・治療の流れをわかりやすく解説します。

リグロスとは何か・どんな仕組みで骨を再生するのか
保険適用になる条件と、ならないケースの違い
当院のCGF再生療法など、再生療法の選択肢と特徴

歯周組織再生療法(リグロス)とは?基本をおさらい

歯周組織再生療法とは、歯周病によって失われた歯槽骨(歯を支える骨)や歯周組織を、再生することを目的とした外科的な歯科治療です。歯周病は進行すると骨が溶けてしまい、最終的に歯が抜け落ちてしまうこともある怖い病気ですが、再生療法は失われた組織を回復する可能性を持つ治療として近年注目されています。

その代表的な薬剤が「リグロス(一般名:トラフェルミン)」です。2016年に厚生労働省に承認された日本発の歯科用再生医薬品で、FGF-2(線維芽細胞増殖因子)という成分を主成分とします。歯周外科手術の際に骨の欠損部分に塗布することで、血管の新生や細胞の増殖を促し、歯周組織の再生を助ける効果が期待できます(個人差があります)。

リグロスが登場する前の再生療法との違い

以前から歯周組織再生療法には「エムドゲイン」や「GTR法」などの選択肢がありました。エムドゲインはタンパク質由来のゲル状製剤で現在も広く使われていますが、保険適用外(自費診療)となります。GTR法は特殊な膜を用いて組織の再生スペースを確保する方法です。

リグロスはこれらと異なり、条件を満たす場合に健康保険が適用されるという点で、患者さんの経済的負担を大きく軽減できる可能性があります。ただし、どの方法が適しているかは歯周病の状態・骨欠損の形態などによって異なるため、歯科医師との十分な相談が必要です。

再生療法はどんな方が対象になるの?

再生療法の対象となるのは、歯周病によって骨が失われているケースです。ただし、すべての歯周病患者さんに適応されるわけではなく、骨欠損の形状・深さ・歯の状態などを総合的に判断したうえで適応の可否が決まります。まずは歯科用CTや精密検査で現状を把握することが重要なステップとなります。

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なぜ骨が溶けるのか?歯周病の進行メカニズム

「歯周病で骨が溶ける」と聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。再生療法を正しく理解するために、まず歯周病がどのように進行するのかを整理しておきましょう。

Point 01
歯周病は「静かに進む感染症」

歯周病の原因は、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に潜む細菌の塊「歯垢(プラーク)」です。放置すると歯石となり、細菌が産出する毒素が歯を支える歯根膜・セメント質・歯槽骨を徐々に破壊します。初期段階では痛みや自覚症状がほとんどなく、気づいたときにはかなり進行していたというケースも少なくありません。

Point 02
骨欠損には「形」がある

歯周病による骨の溶け方には「水平性骨欠損」と「垂直性骨欠損(縦方向への欠損)」があります。再生療法の効果が期待しやすいのは垂直性骨欠損(縦方向の骨欠損)とされており、骨欠損の形状を正確に把握することが治療方針の決定に直結します。当院では歯科用CTで3次元的に骨の状態を確認することで、より精密な診断を行っています。

Point 03
歯周病は全身疾患とも関連する

歯周病は口の中だけの問題にとどまりません。糖尿病・心臓病・早産リスクなど、全身の健康との関連が研究で報告されています。だからこそ、歯周病を「ただの歯ぐきの腫れ」と軽く考えず、きちんと治療・予防に取り組むことが大切です。寒川町を中心に近隣の茅ヶ崎市・海老名市などからも多くの患者さんが相談にいらっしゃいます。

リグロスの保険適用条件と治療の流れ

保険適用になるための主な条件

リグロスを用いた歯周組織再生療法が保険適用となるには、いくつかの条件を満たす必要があります。以下はその主なポイントです。なお、具体的な適用の可否は担当歯科医師が診断しますので、必ず事前に相談・検査を受けてください。

✅ 保険適用になりやすい条件

歯周炎による骨欠損が確認されている
垂直性骨欠損(縦方向の骨の溶け方)がある
骨欠損の深さが一定基準以上ある
対象歯が保存(残すこと)を目指せる状態
基本的な歯周治療(スケーリング等)を先に行っている
プラークコントロールが一定以上できている

⚠️ 保険適用にならない可能性があるケース

水平性骨欠損(横方向のみの骨吸収)が主体
抜歯が避けられない状態の歯への適用
インプラント周囲炎などへの使用
歯周炎以外の原因による骨欠損
全身疾患等の管理が不十分な状態
⚠️ ご注意

保険適用の可否は患者さんの口腔状態・全身状態・骨欠損の形態などを精密検査で評価した上で歯科医師が判断します。「リグロスを使いたい」というご希望だけでは適用できないケースもあります。まずは歯科用CTを含む詳しい検査を受けることをおすすめします。

治療の流れ:再生療法はある日突然始まらない

よくある誤解として、「リグロスを使えばすぐに骨が戻る」というイメージを持たれる方がいらっしゃいますが、再生療法は段階的な歯周治療の集大成として行われるものです。以下のような流れが一般的です(個人差があります)。

まず初診で口腔内の検査・歯周ポケットの測定・歯科用CTによる骨の状態確認を行います。次に、歯石除去(スケーリング・ルートプレーニング)などの基本的な歯周治療を複数回行い、炎症を落ち着かせます。その後、改善が不十分な部位に対して歯周外科手術を行い、その際にリグロスを骨欠損部分に塗布します。術後は経過観察・定期メンテナンスを継続することが、再生の成果を維持するために欠かせません。

費用の目安について

保険適用の場合、リグロスを用いた歯周組織再生療法の患者さんの自己負担は保険の負担割合(1〜3割)によって変わります。具体的な費用は検査後の診断、処置内容、対象歯の数などによって異なりますので、詳しくは診察時にご確認ください。当院では治療前に費用の目安をわかりやすくご説明しています。

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保険外の選択肢:CGF再生療法との違い

CGF再生療法とは?

当院が提供するCGF(Concentrated Growth Factors)再生療法は、患者さん自身の血液を採取し、遠心分離によって成長因子を高濃度に集めた「フィブリンゲル(CGF)」を作製し、骨欠損部位や抜歯窩などに活用する再生療法です。自分自身の血液から作るため、アレルギーリスクが低いという特徴があります(個人差があります)。

当院は国から認定を受けたCGF再生療法実施医院です。インプラント治療や抜歯後の回復促進などにも応用しており、歯周組織の再生においても選択肢のひとつとなります。

リグロス(保険)とCGF(自費)の比較

✅ リグロス(保険適用の場合)

保険が適用されれば自己負担が軽減
国が承認した再生医薬品
垂直性骨欠損への有効性が研究で報告
適応条件を満たす必要がある

🌿 CGF再生療法(自費)

自己血液由来でアレルギーリスクが低い
適応範囲が広い(インプラント・抜歯等にも)
保険適用外のため費用は自己負担
詳しくはお問い合わせください

どちらの方法が適しているかは、患者さんの骨欠損の状態・全身状態・ご希望などをふまえて担当医師と相談の上で決定します。「保険が使えるかどうか」だけでなく、「自分の歯に合った再生療法はどれか」という視点で考えることが大切です。

CGF再生療法の費用については状態によって異なります。詳しくは診察時にご確認ください。再生療法はいずれの方法においても、術後のメンテナンスをきちんと継続することが治療効果の維持において重要です(個人差があります)。

寒川駅前ファースト歯科の歯周病治療へのこだわり

神奈川県高座郡寒川町にある当院では、「治療する歯科から予防する歯科へ」という理念のもと、歯周病治療に力を入れています。厚木市・茅ヶ崎市・海老名市など近隣エリアからもご来院いただいており、歯周病でお悩みの方のご相談をお受けしています。

スウェーデン式歯周病治療の導入:予防歯科の先進国スウェーデンで確立されたエビデンスに基づく歯周治療を実践。治療後のメンテナンス継続を重視しています。
全治療でマイクロスコープを使用:歯周外科を含むすべての治療で視野拡大機器(マイクロスコープ)を使用し、肉眼では見えない細部まで確認しながら処置します。日本の歯科クリニックでの普及率は約5%とされる希少な精密機器です。
歯科用CTで骨の状態を3次元的に把握:平面のレントゲンでは分かりにくい骨欠損の形状・深さをCT撮影で立体的に確認。再生療法の適否判断と治療精度の向上につながります。
CGF再生療法の国認定医院:自己血液由来の成長因子を活用したCGF再生療法の実施について国から認定を受けています。
静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)への対応:歯科治療への恐怖感が強い方には、歯科専門麻酔医が対応する静脈内鎮静法もご用意。うとうとした状態で治療を受けていただける環境を整えています。
院長コメント

歯周病は「気づいたときにはかなり進んでいた」というケースが多い病気です。骨が溶けてしまっても、状態によっては再生療法で回復を目指せる可能性があります。ただし大切なのは、治療が終わったあとのメンテナンスをきちんと続けること。当院では定期管理型の予防歯科を軸に、治療の繰り返しに終止符を打つお手伝いをしたいと考えています。まずはお気軽にご相談ください。患者さんの話をしっかり聞くことから、すべての治療が始まります。

院長 岡本駿吾

よくあるご質問

Q. リグロスは何回通えば治療が終わりますか?
A. リグロスを用いた歯周組織再生療法は、基本的な歯周治療(スケーリング・炎症の除去)を経てから行う外科手術で、手術自体は1回です。ただし、術前の準備期間(数か月程度)と術後の経過観察・定期メンテナンスが必要です。トータルの通院期間は状態によって異なりますので、詳しくは診察時にご確認ください(個人差があります)。
Q. 歯周組織再生療法を受けても歯が抜けることはありますか?
A. 再生療法はあくまでも歯周組織の回復を目指すものであり、すべての方で同様の効果が得られるわけではありません。骨欠損の程度・口腔衛生状態・全身状態・喫煙習慣などが結果に影響する場合があります(個人差があります)。治療前の精密検査と術後のメンテナンスへの取り組みが非常に重要です。詳しくはご来院の上でご相談ください。
Q. 寒川町に住んでいないのですが受診できますか?
A. もちろん受診いただけます。当院にはJR相模線「寒川駅」北口から徒歩1分という立地から、茅ヶ崎市・厚木市・海老名市など近隣の市町村からも多くの患者さんがいらっしゃいます。提携コインパーキングもございます(駐車証明書をご提示いただくとサービス券をお渡しします)。WEB予約またはお電話でお気軽にご相談ください。

📋 この記事のまとめ

リグロスは歯周病による骨欠損に対して保険適用が認められる場合がある再生医薬品。ただし適用には条件がある
保険適用の有無は骨欠損の形態・深さ・歯の状態などを精密検査で確認した上で歯科医師が判断する
再生療法は基本的な歯周治療のあとに行うもので、術後のメンテナンス継続が重要
当院ではリグロス(保険)に加え、自己血由来のCGF再生療法(自費)も提供。状態に合わせて選択肢をご提案
全治療でマイクロスコープ・CT・スウェーデン式歯周治療を組み合わせた精密な歯周病ケアを実践
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🕐 月・火・木・金・土・日 10:00〜13:00 / 14:30〜19:30(水曜・祝日休診)

監修医師プロフィール

著者写真

岡本駿吾(院長)

平成23年 日本大学松戸歯学部卒業
平成24年~平成28年 横浜市内某歯科医院勤務
平成28年~令和6年 某法人歯科医院 分院院長

資格・所属学会:インプラント学会所属、インプラント100時間コース修了、AFD会員、日本歯周病学会所属、研修医指導医

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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