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2026年8月30日
「最近、歯磨きのときに血が出るけど、これって歯周病なのかな?」「歯周病と言われたけど、自分はどのくらい進んでいるの?」そんな不安を感じている方は少なくありません。
歯周病は初期・中等度・重度の3つのステージに分けられ、それぞれで症状も治療法も大きく異なります。早い段階で気づいて適切に対処できれば、歯を守れる可能性が高まります。一方で重度まで進行すると、歯を残すことが難しくなるケースもあります。
この記事では、各ステージの具体的な症状・歯周ポケットの深さの目安・治療の進め方を、歯科医師の監修のもとわかりやすく解説します(症状の程度には個人差があります)。
歯磨きのときに歯茎から血が出る、口の中がなんとなくネバつく、食後に口臭が気になる——こうした症状を「大したことない」と放置している方は多くいらっしゃいます。しかし、これらは歯周病の初期サインである可能性が高いです。
日本では成人の約8割が歯周病またはその予備軍とされており、国民病ともいわれる疾患です。にもかかわらず、痛みを伴わない段階では気づかれにくく、気がついたときには中等度・重度まで進行してしまっているケースが少なくありません。
歯周病が怖いのは、「静かに進行する」という点です。虫歯のように激痛でアラームを鳴らしてくれません。歯茎の出血・腫れ・においといった比較的軽い不快感が続いたのち、気づけば歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始めてしまいます。
よくある誤解:「歯茎から血が出るのは磨きすぎが原因」
健康な歯茎は、正しくブラッシングしても出血しません。出血は炎症のサインです。歯茎が炎症を起こしているから血が出やすくなっているのであり、磨き方の力加減が原因ではないことがほとんどです。「磨きすぎかな」と気になったら、まず歯科医院で診てもらいましょう。
歯周病は、歯と歯茎の境目にある「歯周ポケット」という隙間に細菌(プラーク・歯石)が溜まることで起こる感染症です。炎症が歯茎だけにとどまる段階を「歯肉炎」、歯を支える骨(歯槽骨)まで広がった状態を「歯周炎」といい、その進行度によって初期・中等度・重度に分類されます。
健康な歯茎では歯周ポケットの深さは1〜3mm程度です。初期では3〜4mm、中等度では4〜6mm、重度では6mm以上に達することが目安とされています(個人差があります)。ポケットが深くなるほど細菌が奥深くまで侵入し、歯を支える骨が溶けていきます。
歯周病が進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌の毒素によって少しずつ溶かされていきます。骨が溶けてしまうと自然には元に戻らないため、どのくらい失われているかが治療のアプローチを決める重要な指標になります。当院ではCTを使って骨の状態を3次元で把握し、正確な診断を行っています。
歯周病の細菌や炎症物質が血流を通じて全身に影響することが研究で示されています。糖尿病の悪化、動脈硬化、心疾患のリスク上昇、妊娠中の方では早産・低体重児出産との関連も報告されています。口の中だけの問題として軽視できない疾患です。
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ここでは「初期・中等度・重度」それぞれの代表的な症状と、歯周ポケットの深さの目安を整理します。自分の状態を把握するための参考にしてください(あくまで目安であり、正確な診断は歯科医院での検査が必要です)。
※上記はあくまで目安です。正確な診断は歯科医院での検査が必要です(個人差があります)。
初期段階では、炎症は主に歯茎(歯肉)にとどまっています。歯磨きのときに血が出る、歯茎が赤みを帯びてやや腫れている、起床時に口の中がネバついて口臭が気になるといった変化が代表的なサインです。この段階で特徴的なのは、痛みをほとんど感じないことです。逆に言えば、この段階で適切な治療とセルフケアを始めれば、歯茎の状態を健康に近づける可能性が高まります。
中等度になると、炎症が歯茎の深い部分まで及び、歯を支える骨(歯槽骨)にも影響が出始めます。歯茎が腫れて触れると痛む、歯周ポケットから膿が出る、歯がわずかにグラつく、食べ物が歯と歯の間に詰まりやすくなるといった症状が現れてきます。中等度の段階では、歯磨きだけでは取り除けない歯石が歯根の深い部分についていることが多く、専門的な処置が欠かせません。「少し歯茎が気になる程度」と感じていても、X線検査や歯周ポケットの測定をすると、思った以上に進行していることもあります。
重度の歯周病では、歯を支える骨が大きく溶けてしまい、歯がかなりグラグラとするようになります。噛むたびに痛みを感じる、歯が目に見えて動く、歯と歯茎の境目が下がって歯が長く見える、強烈な口臭が続くといった症状が現れます。重度まで進行すると、歯を残すための治療が複雑になり、場合によっては抜歯を余儀なくされることもあります。ただし、重度であっても適切な外科的治療や再生療法によって歯を温存できる可能性があるケースもありますので、まずは専門家に診てもらうことが大切です。
歯周病の治療はステージによって内容が変わります。どの段階でも治療の基本は「細菌(プラーク・歯石)を除去すること」と「炎症を抑えること」ですが、進行が進むほど治療の複雑さと期間が増してきます。
初期歯周病の治療では、まず歯科医師・歯科衛生士によるスケーリング(歯石除去)が行われます。専用の器具を使って歯と歯茎の境目や歯周ポケットの入口付近に付着した歯石・プラークを除去する処置です。同時に、ブラッシング指導・フロスの使い方など、正しいセルフケアの方法を丁寧に教わることも治療の重要な柱になります。毎日のセルフケアを改善するだけで、初期段階では歯茎の状態が大きく改善されることが期待できます(個人差があります)。治療期間の目安は1〜3か月程度です。
中等度では、歯周ポケットの深い部分まで器具を挿入し、歯根の表面についた歯石や汚染されたセメント質を丁寧に除去するスケーリング・ルートプレーニング(SRP)が必要になります。局所麻酔を使いながら行うことも多く、複数回に分けて治療を進めるのが一般的です。SRPが終わった後は、2〜3か月後に歯周ポケットの深さや出血の有無を再評価し、改善が不十分な部位については外科的処置を検討することになります。治療期間の目安は3〜6か月程度です(進行度・本数により個人差があります)。
重度の歯周病では、歯周外科手術(フラップ手術など)によって歯茎を切開し、歯根の深部に付着した歯石を直接確認しながら除去する処置が必要になる場合があります。また、溶けてしまった骨を再生する「骨再生療法(GTR法・エムドゲイン法・CGF再生療法など)」が適応できるケースもあります。ただし、骨の吸収が非常に高度で歯の動揺が大きい場合は、抜歯が必要と判断されることもあります。いずれにしても、重度であっても最初から「抜歯しかない」と決めつけず、まず専門家に診てもらうことが大切です。
⚠️ 治療中断・放置は進行を早める可能性があります
歯周病治療は途中でやめてしまうと、再び細菌が繁殖して症状が悪化することがあります。「症状が落ち着いた」と感じても、定期的なメンテナンスを継続することが再発防止に欠かせません。
歯周病治療が完了しても、メンテナンスを続けることが再発防止の要です。歯周病安定期治療(SPT)と呼ばれるこの定期ケアでは、専門家によるクリーニング(PMTC・エアフロー)や歯周ポケットの再チェック、ブラッシング指導の再確認が行われます。メンテナンスの頻度は状態によって異なりますが、一般的には1〜3か月に1回程度の通院が推奨されています。「治療が終わったら通わなくていい」ではなく、「定期的に通うことで歯を長持ちさせる」という考え方に切り替えることが歯周病の根本的な管理につながります。
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神奈川県高座郡寒川町にある寒川駅前ファースト歯科では、「治療する歯科から予防する歯科へ」をスローガンに、歯周病の予防・早期発見・再発防止に力を入れています。茅ヶ崎市・厚木市・海老名市など近隣市からも多くの患者さんにお越しいただいています。
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「どの段階かわからない」「久しぶりに歯科へ行くのが不安」という方も大歓迎です。JR相模線「寒川駅」北口から徒歩1分。神奈川県高座郡寒川町で、茅ヶ崎市・厚木市・海老名市など近隣の方も通いやすい立地にあります。まずはお話を聞かせてください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
👨⚕️ 院長 岡本駿吾 からのコメント
「歯周病は『気づいたら進んでいた』という方が本当に多いです。だからこそ、当院では患者さんが『歯医者に行くのが怖い』という気持ちを取り除くことを大切にしています。まずはお話を聞かせてください。どのくらいの段階にあるのか、どんな治療が必要なのかを、丁寧にご説明してから一緒に治療方針を決めていきます。美容院に通うように、気軽に定期的に来ていただける歯医者でありたいと思っています。」