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2026年8月23日
「持病があるからインプラントは無理」とあきらめていませんか?糖尿病や高血圧などの全身疾患を抱える方が、インプラント治療を検討するとき、「自分は受けられるのだろうか」という不安を感じるのはとても自然なことです。
結論からお伝えすると、全身疾患があっても、状態がコントロールされていれば治療を検討できるケースは少なくありません。ただし、疾患の種類・重症度・内服薬の内容によって治療の可否や進め方が大きく異なります。主治医と歯科医師が連携して慎重に判断することが重要です(個人差があります)。
この記事では、糖尿病・高血圧・骨粗しょう症など、インプラントと関係が深い全身疾患ごとに、治療を受けられる目安・注意点・歯科医院選びのポイントを具体的に解説します。
インターネットで「インプラント 糖尿病」「インプラント 高血圧」などと検索すると、「持病があると受けられない」という情報が多く見つかります。しかし、これは一部の情報が独り歩きしている誤解を含んでいます。
正確には、「全身疾患があること=インプラント不可」ではなく、「疾患の状態・コントロール状況によって、治療の可否・進め方が変わる」が正しい理解です。糖尿病や高血圧の診断を受けていても、薬で状態が安定管理されており、主治医の許可が得られれば、インプラント治療の対象となるケースは多くあります(個人差があります)。
一方で、疾患が重篤であったり、血糖値・血圧が著しくコントロール不良な状態では、手術後の傷の治りが遅れたり、感染リスクが高まったりするリスクがあります。そのため、歯科医院と内科などの主治医が情報を共有しながら慎重に進める体制が欠かせません。
「どうせ無理だろう」とあきらめる前に、まずは歯科医師に現在の状態を相談してみることが大切です。判断は「疾患の有無」ではなく「疾患のコントロール状況」によって行われます。
⚠️ よくある誤解:「薬を飲んでいたら手術できない」
降圧剤や血糖降下薬を服用していること自体が、インプラントを受けられない理由にはなりません。ただし、血液をさらさらにする抗凝固薬・抗血小板薬については、休薬の要否を主治医と歯科医師が相談のうえ判断する必要があります。自己判断で薬を中止することは絶対にしないでください。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療です。手術後、人工歯根が顎の骨としっかり結合する「オッセオインテグレーション」というプロセスが起こることで、インプラントが機能します。このプロセスには、血流・免疫機能・骨の代謝が正常に働くことが重要です。
全身疾患がインプラントに影響する主な理由は、次の3つの観点から整理できます。
糖尿病では高血糖が続くと白血球の働きが低下し、細菌への抵抗力が落ちます。手術後の傷口が細菌感染しやすくなったり、治癒に通常より時間がかかる場合があります。血糖コントロールが良好な状態を維持することが、術後回復の鍵になります。
骨粗しょう症の方や、長期間ステロイド薬を服用している方は、骨密度が低下していることがあります。インプラントと骨の結合が十分に得られない場合があり、骨の状態をCTなどで精密に評価することが必要です。また、骨粗しょう症治療薬(ビスホスホネート系薬剤)の一部は、顎骨壊死との関連が報告されており、慎重な対応が求められます。
高血圧がコントロールされていない状態では、手術中の出血量が増えるリスクがあります。また、心臓疾患や脳梗塞の既往で抗凝固薬(ワーファリンなど)や抗血小板薬を服用している方は、止血が通常より難しくなることがあります。主治医への情報共有と、必要に応じた薬の調整が重要です(自己判断での服薬中止は危険です)。
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糖尿病はインプラント治療における全身疾患のなかでも、とくに質問が多いテーマです。ここでは、具体的な目安と押さえておきたいポイントを整理します。
糖尿病のコントロール状況を示す指標として、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値があります。一般的に、HbA1cが7.0%前後以下にコントロールされていれば、インプラント手術のリスクが比較的低くなるとされています。ただし、この数値はあくまで目安であり、最終的な判断は主治医と歯科医師が連携して行います(個人差があります)。
HbA1cが8.0%を超えるような高血糖状態では、術後感染のリスクが高まるため、まず内科での血糖コントロールを優先することが推奨されます。血糖値が安定してから、改めてインプラント治療の可否を歯科医師と相談する流れになります。
糖尿病の方がインプラント治療を受ける場合、歯科医師が特に注意するポイントは以下の通りです。
糖尿病の方にとってインプラントが無理なのではなく、血糖コントロールと定期管理の継続がセットで求められる治療であると理解することが大切です。
あまり知られていませんが、糖尿病と歯周病には双方向の関係があります。糖尿病があると歯周病が悪化しやすく、逆に歯周病が悪化すると血糖コントロールが乱れやすくなることが報告されています。
インプラントを長持ちさせるためにも、糖尿病の方はとりわけ歯周病・インプラント周囲炎の予防に力を入れることが重要です。歯科医院でのプロフェッショナルケアと、自宅での丁寧なセルフケアの両立が求められます。
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糖尿病以外にも、インプラント治療に影響する可能性がある全身疾患・お薬はいくつかあります。それぞれの特徴と対応の考え方を確認しておきましょう。
高血圧も非常に多い全身疾患のひとつです。降圧薬によって血圧がコントロールされている方は、多くのケースでインプラント治療を受けることが可能です(個人差があります)。
一方で、収縮期血圧が180mmHg以上、または拡張期血圧が110mmHg以上の状態は「重症高血圧」とされ、手術中の出血増加・心臓への負担が大きくなるリスクがあるため、まず内科での治療・調整が優先されます。手術当日の血圧測定は必ず行われますので、緊張による一時的な血圧上昇についても事前に歯科医師へ伝えておくと安心です。
骨粗しょう症の治療に使われるビスホスホネート系薬剤(商品名例:ボナロン、フォサマックなど)は、骨を強くする効果がある一方で、顎骨壊死(MRONJ)のリスクとの関連が指摘されています。
ただし、このリスクは服用期間・服用形態(経口か点滴か)・投与量によって異なります。内科・整形外科の主治医に服薬状況を確認し、歯科医師と情報を共有したうえで判断することが不可欠です。服薬歴を必ず申告してください。
✅ 治療が検討しやすいケース
⚠️ 慎重な対応が必要なケース
心臓疾患・脳梗塞・不整脈などの治療で、ワーファリン・バイアスピリン・プラビックスなどの薬を服用している方も多くいらっしゃいます。これらの薬は血液が固まりにくくなる作用があるため、手術中・術後の止血に影響します。
以前は手術前に休薬するケースが多くありましたが、近年では休薬による脳梗塞・心筋梗塞のリスクのほうが大きいとされる場合も多く、休薬しないまま手術を行うことも増えています。休薬するかどうかの判断は、かならず内科・循環器科の主治医と歯科医師が協議のうえで行います。自己判断での服薬中止は大変危険ですので、絶対に行わないでください。
⚠️ 全身疾患がある方へ:問診票の記載を正確に
歯科医院の問診票には、現在服用中の薬・罹患中の疾患・アレルギー歴をすべて正確に記載してください。「大したことないかも」と思って省略した情報が、治療の安全性に関わることがあります。持病の薬の名前がわからない場合は、お薬手帳をご持参ください。
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神奈川県高座郡寒川町に2024年5月に開院した寒川駅前ファースト歯科では、持病をお持ちの方も安心して相談できる体制を整えています。茅ヶ崎市・厚木市・海老名市など近隣の市からもご来院いただいています。
神奈川県高座郡寒川町の寒川駅前ファースト歯科では、まずお話を聞くことを大切にしています。お薬手帳や検査結果をご持参のうえ、お気軽にご相談ください。JR相模線「寒川駅」北口から徒歩1分。提携コインパーキングもご利用いただけます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
👨⚕️ 院長・岡本駿吾からのコメント
「糖尿病や高血圧があるからインプラントをあきらめていた」という方が、実は多くいらっしゃいます。持病があっても、主治医の先生と連携しながら安全に進められるケースは少なくありません。当院では最初の相談では治療の話よりも、患者さんの状態・不安・希望をまず丁寧にお聞きすることを大切にしています。「受けられるかどうかもわからない」という段階でも、ぜひ一度ご相談ください。お話を聞いたうえで、一緒に選択肢を考えていきましょう。」