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2026年10月5日
「特に痛みもないのに、3ヶ月ごとに歯医者に通う意味はあるの?」——そう感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、歯科医院での定期的なメインテナンスの目的は、単に歯をきれいにすることではありません。歯周病などの再発・進行を早期に発見し、ご自身の歯をできるだけ長く残すことこそが、本来の目的です。この記事では、定期的なメインテナンスと歯の寿命の関係について、研究データをもとにわかりやすく解説します(効果には個人差があります)。

歯医者というと、「虫歯になったら行く場所」「痛くなったら行く場所」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし歯周病は、痛みなどの自覚症状がないまま静かに進行することが多い病気です。気づいたときにはすでに歯を支える骨が溶けていた、というケースも珍しくありません。
定期的なメインテナンスには、こうした変化を自覚症状が出る前の段階で発見するという役割があります。特に歯周治療を受けたことがある方にとっては、治療後の状態を維持するための「SPT(サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー:歯周病安定期治療)」を継続するかどうかが、長期的な歯の寿命に関わってくることが、複数の研究で報告されています。
歯周治療後のメインテナンスの継続と、歯を失うリスクとの関係を調べた研究があります。
📊 研究データ①:メインテナンスの継続と歯の喪失リスク
Lee CTらが2015年にJournal of Dental Research誌で発表したシステマティックレビュー・メタ解析では、歯周治療後に5年以上の追跡期間を持つ8件の研究を分析しています。その結果、次のことが報告されています。
定期的にメインテナンスを受けていたグループは、不定期だったグループと比較して、歯を失うリスクが約44%低い(リスク比0.56、95%信頼区間0.38〜0.82)
出典:Lee CT, Huang HY, Sun TC, Karimbux N. Impact of Patient Compliance on Tooth Loss during Supportive Periodontal Therapy: A Systematic Review and Meta-analysis. J Dent Res. 2015;94(6):777-786.
この結果は、「メインテナンスを継続すること」そのものが、歯を長く残すうえで意味のある習慣であることを示しています。もちろん、すべての方に同じ効果が当てはまるわけではなく、歯周病の重症度や生活習慣など、さまざまな要因が影響します。

もう一つ、より長期的な視点からの研究データをご紹介します。
📊 研究データ②:長期メインテナンス中の歯の喪失
2021年にJournal of Clinical Periodontology誌に掲載されたシステマティックレビューでは、長期間にわたり歯周メインテナンスを継続している患者さんの経過が検討されています。
長期的な歯周メインテナンスを受けている患者さんでは、平均して10年間で1人あたり約1本の歯を失うという結果が報告されています
出典:Carvalho R, Botelho J, Machado V, et al. Predictors of tooth loss during long-term periodontal maintenance: an updated systematic review. J Clin Periodontol. 2021;48:1019-1036.
もちろん、この数値は歯周病の重症度・喫煙・糖尿病・セルフケアの状況・個々の歯の状態などによって大きく異なります。「メインテナンスを受ければ絶対に歯を失わない」というものではありませんが、継続すること自体が歯の喪失を抑える方向に働くというのが、現時点での研究の傾向です。
「歯医者 3ヶ月」という間隔を耳にしたことがある方も多いと思います。これは一般的によく使われる目安ですが、すべての方に一律に当てはまるものではありません。適切なメインテナンスの間隔は、歯周病の進行度・プラークコントロールの状態・喫煙の有無・糖尿病などの全身疾患・虫歯のなりやすさなど、お一人おひとりの口腔内のリスクによって異なります。
寒川駅前ファースト歯科では、画一的に「全員3ヶ月ごと」とお伝えするのではなく、お一人おひとりの口腔内の状態やリスクを確認したうえで、適切なメインテナンスの間隔をご提案しています。リスクが高い方には短い間隔を、比較的安定している方にはゆとりを持った間隔をご案内するなど、状態に応じた対応を心がけています。

当院での定期検診・クリーニングでは、歯周ポケットの検査、歯石や歯垢の除去、噛み合わせの確認、セルフケアに関するアドバイスなどを行い、歯だけでなく歯ぐきや骨の状態まで含めて継続的に見守っていきます。
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「最近歯医者に行っていない」「最後にクリーニングしたのがいつだったか覚えていない」という方も、まずは現在のお口の状態を確認してみませんか。寒川駅・寒川町周辺で歯のクリーニング、歯周病治療、定期検診をご希望の方は、寒川駅前ファースト歯科までお気軽にご相談ください。
診療時間:月・火・木・金 10:00〜13:00/14:30〜19:30 土・日 10:00〜13:00/14:00〜17:00(水曜・祝日休診)
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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治療技術が進歩しても、一度大きく失ってしまった歯や歯周組織を完全に元の状態へ戻すことは簡単ではありません。だからこそ当院では、「悪くなった歯を治すこと」だけではなく、「治療した歯や健康な歯を、これから先できるだけ長く守ること」も歯科医療の大切な役割だと考えています。
毎日の歯磨きなど、ご自宅でのセルフケアが最も基本です。そこに歯科医院での定期的なチェックや専門的なクリーニングを組み合わせることで、問題の早期発見や歯周病の再発・進行予防につなげていきます。